SugarCRM コミュニティエディションをSolarisにインストール
- 2008.12.09
- Solaris
Solarisへのインストールには、手こずったが、最終的には解決した。
■Solarisの環境
php 5.2.6
MySQL 5.0.67
■SugarCRMを入手する
SugarCE 5.0.0h 日本語版を入手した。
http://sugarforum.jp/wiki/ダウンロード
■インストールマニュアルを読む
日本語
http://sugarforum.jp/wiki/Sugarのインストール
英語
http://www.sugarcrm.com/crm/index.php?option=com_docs&edition=OS&Itemid=375
■PHPでアップロード可能なファイルサイズを設定する
アップロード可能なファイルサイズに20MB以上割り当てる。
/usr/local/lib/php.ini を編集する。
upload_max_filesize = 20M
メモリ上限値を40MB以上割り当てる。初期状態で128Mだったのでそのままにしておいた。
memory_limit = 128M
日本語を有効にする。
default_charset = "UTF-8" mbstring.language = Japanese mbstring.internal_encoding = UTF-8 mbstring.http_input = auto mbstring.http_output = pass mbstring.detect_order = auto mbstring.substitute_character = none
mbstringをコンパイル時に指定したかを確認しておく。
# /usr/local/bin/php -i | grep mbstring
■MySQLデータベースを作成する
データベース名: sugarcrm
キャラクタセット: utf8
ユーザー名: sugar
パスワード: sugar
mysql> create database sugarcrm default character set utf8; mysql> grant all privileges on sugarcrm.* to sugar@localhost -> identified by 'sugar';
■SugarCRMを設置する
公開ディレクトリ: /export/home/foo/public_html/sugar
Webアクセス: http://192.168.0.123/sugar/
ダウンロードしたファイルを解凍する。
$ unzip SugarCE-Full-5.0.0h-Ja.zip
解凍したファイルを設置する。sugarというディレクトリ名で設置した。
$ mv SugarCE-Full-5.0.0h-Ja /export/home/foo/public_html/sugar
Apache実行ユーザーが書き込めるようにする。(イントラネットで使うのでこれでよしとした。)
$ chmod -R 777 /export/home/foo/public_html/sugar
本来はマニュアル通りにアクセス権を設定する。4つのディレクトリとconfig.phpをApache実行ユーザが書き込み可能にする。
- cache
- customdata
- modules
- config.php
$ cd /export/home/foo/public_html/sugar/ $ chmod 777 config*.php $ chmod -R 777 cache custom data modules
sugarディレクトリを777にしておかないとsugar/sugarcrm.logが書き込まれないことがドキュメントには書かれていなかったなぁ…。
■SugarCRMをセットアップする
http://192.168.0.123/sugar/install.php にアクセスする。
インストールタイプ: 通常インストール
データベース名: sugarcrm
ホスト名: localhost
データベース管理者: root
データベース管理者パスワード: root_password
既存ユーザを指定
Sugarデータベースの管理者: sugar
Sugarデータベースの管理者パスワード: sugar
Sugarインスタンスの定義
SugarCRM管理者のユーザパスワード: foo
続行すると、以下のエラーメッセージが表示される。
Warning: mkdir() [function.mkdir]: Permission denied in ./include/dir_inc.php on line 86
5.0.0bをインストールする場合のエラーメッセージ。
Warning: dir(/cache/upload/upgrades) [function.dir]: failed to open dir: No such file or directory in ./include/dir_inc.php on line 150
まぁ、そんな感じでインストールできない。
5.0.0a
5.1.0c
5.0.0b
5.0.0h
全部、ダメ。なんか普通にインストールできないように仕込まれているような気がしてしまうのだった。
で、別の方法を使った。
■Macにインストール
とりあえず、手元のMac miniにSugarCRM 5.1.0b をインストールしたら、動いた。
MySQL5を起動しておく。
# /usr/local/mysql/bin/mysqld_safe --user=mysql &
解凍したSugarCRMを置いた場所:
/Library/WebServer/Documents/sugar/
Apacheを起動する。
システム環境設定 > 共有 > Web共有をオン
http://localhost/sugar/ へアクセスする。
エラーがたくさんでるので、
php.iniを編集して、sugarを書き込み可能にしておく。
# vi /private/etc/php.ini
$ chmod -R 777 sugar
MySQLのソケット指定を、合わせてあげる。
# mkdir /var/mysql # ln -s /tmp/mysql.sock /var/mysql/mysql.sock
このくらいの設定でOKだった。
ブラウザで、http://localhost/sugar/install.php へアクセスして、初期設定を行う。
あとは、adminユーザーと、設定したadminパスワードでログインすれば普通に使える。
ログインは、http://localhost/sugar/index.phpへアクセスする。
■Solarisへ持っていく
SugarCRMのPHPファイル と MySQLデータベース をSolaris 10 へ持っていく。
PHPファイル
$ tar zcvf sugar.tgz sugar
MacのMySQLデータベースのエクスポート
$ mysqldump sugarcrm > sugarcrm.sql -u sugar -p
SolarisでMySQLデータベースのインポート
$ mysql sugarcrm < sugarcrm.sql -u sugar -p
これで、http://イントラネットサイト/sugar/index.php へアクセスするとエラー無く使えた。
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