Solarisに複数のPHPをインストールする
- 2011.03.31
- Solaris
現在、Apacheのモジュール版としてPHP 5.2.5 が動作している。
このSolarisに PHP 5.3.2 と PHP 5.3.6 をCGI版としてインストールする。
・現在動作しているモジュール版の動作には影響を与えない。
・CGI版は、apxsを指定しないでコンパイルすればよい。
・インストールディレクトリを /usr/local/lib/php-5.3.2 のようにバージョンごとに用意する。
・使いたいPHPバージョンを .htaccess 内に記述することで、ディレクトリごとにバージョン指定する。
・または、httpd.conf内で指定することで、バーチャルホストごとや、ディレクトリごとに指定できる。
目次
■CGI版としてインストールする。
・apxsを指定しないでこと。
・インストールディレクトリを–prefixで指定する。(コンフィグファイルの場所は、PREFIX/libとなる)
PHP 5.3.2 /usr/local/lib/php-5.3.2
PHP 5.3.6 /usr/local/lib/php-5.3.6
$ ./configure --prefix=/usr/local/lib/php-5.3.2 $ make # make install
■php.iniを設置する
development か production を選んでphp.iniにリネームして使う。
# cp /usr/local/src/php-5.3.2/php.ini-development /usr/local/lib/php-5.3.2/lib/php.ini
■php-cgi を cgi-bin に設置する
php-cgiバイナリをコピーして使う。 ファイル名は適当に命名する。
# cp /usr/local/lib/php-5.3.2/bin/php-cgi /export/home/foo/cgi-bin/php-5.3.2
■httpd.confでActionを設定する
/usr/local/apache/conf/httpd.conf
バーチャルホストを使っている場合は、<VirtualHost *:80>内に書けばよい。
Action php-script-5.3.2 /cgi-bin/php-5.3.2 Action php-script-5.3.6 /cgi-bin/php-5.3.6
■.htaccessを使ってPHPバージョンを指定する場合
public_html/foo/.htaccess
AddHandler php-script-5.3.2 .php
■httpd.confを使ってPHPバージョンを指定する場合
/usr/local/apache/conf/httpd.conf
バーチャルホストを使っている場合は、<VirtualHost *:80>内で指定する。
<VirtualHost *:80> # Actionを設定する Action php-script-5.3.2 /cgi-bin/php-5.3.2 Action php-script-5.3.6 /cgi-bin/php-5.3.6 # ディレクトリごとにバージョンを指定する <Location /foo> AddHandler php-script-5.3.2 .php </Location> <Location /bar> AddHandler php-script-5.3.6 .php </Location> </VirtualHost>
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